2012年11月12日月曜日

小倉藩主 小笠原忠真の菩提寺(広寿山福聚寺)の紅葉


足立山の山裾、足立森林公園の一角・ 小倉藩主小笠原忠真の菩提寺 "広寿山福寿寺”


山門(総門) 通称 黒門    扁額 (正面) 第一関  即非如一和尚の書








 


不二門 (第二の門)  扁額 (正面) 広寿名山福聚禅寺   (内面) 不二門  即非和尚書


広寿山福聚寺は足立山の山裾に伽藍を構え広い境内の中で仏殿が中国風で、黄檗宗のお寺の特徴をよく表していると言われています。
小笠原忠真や一族のお墓もあり、菩提寺となっています。

開山は中国の僧 ”即非如一禅師” 山門の扁額には和尚の名が書かれています。


仏 殿 (本殿)と 鐘鼓楼  仏殿の右手に巨大の木魚


1866年慶応ニ年の小倉戦争では小倉藩が城を焼いて退く時、福聚寺も一部焼かれましたが本殿や不二門、鐘鼓楼などは残ったため、一時的に長州藩の本陣になったという激動の歴史がありました。
今は、とても静かなお寺で、春はしだれ桜、秋はもみじの紅葉がすばらしいお寺です。



                    
 お庭に入ると右手には見事なもみじの大木がきれいに紅葉しています!!










西山宗因の句碑・・・表と裏面

境内の仏殿の裏手には門とお堂らしき建物、お庭には自然石を山水風に敷き詰めた雪舟庭が見えますが、門は閉ざされていて、白塀はかなり高くされていました。



扁額    寶 月




左のお堂らしき建物への別の入り口?



他にもまだまだいろいろと素晴らしい物があります・・・

旧鐘鼓楼 ・ 寶所と書かれた蔵 ・ 小笠原家の御紋入り石灯篭 etc・・・・
なかでも、寶所の外塀に御紋入りの廃瓦が使われていて、素晴らしいと思いました。






福聚寺の総門からぐるりと右に回ると外から入れる門がもう一つあります。
あえて、惣門?といいましょうか・・・・・

門を額縁にして・・・・すばらしい紅葉の絵ができました!




建物には広寿山寺務所と書かれた看板がありました。

奥は多分写経、普茶料理などをさせていただけるお部屋があるのではないかと想像します。

私どもは通称 ”広寿山”と言っていまして、バス停も広寿山前”とか広寿山経由となっています、1665年建立ですから約350年の歴史ある禅寺です。



背面にそびえる足立山の紅葉はこれから日に日に美しさを増していきます。

お寺の重厚な雰囲気と大自然のパノラマは素晴らしいコントラスト!!
いつまでも、この美しい静かな空間で時を過ごしたくなります・・・・・





 
                           
                                   北九州市広寿山 福聚寺にて

                                             2012.11.11



                        *2012.4.11 ブログ 広寿山福聚寺のしだれ桜 ”宗因桜” 

0 件のコメント:

コメントを投稿