2012年5月29日火曜日

一面のカルフォルニアポピー(花菱草)のお花畑では・・・・・


和名  花菱草
別名  カルフォルニアポピー
     金英花

原産はカルフォルニアで日本でも通称はカルフォルニアポピーと呼ばれていると思います。
花びらは4枚で菱形に見えるので和名は花菱草のようです。

あざやかなオレンジ、黄色、白、ピンクと色も様々ですがやはり黄色、オレンジが一番映えます。
春の日差しに向かいお花の絨毯はすばらしくきれいで、お花畑を歩いているとなぜか童心に返っ
たような楽しさを感じました。

これは黄色、オレンジの色からくるパワーだな!と思いました。
黄色には明るさ、開放感を表す色とされ、新陳代謝を揚げる色とも言われています。
濃黄色の花が春風に揺らぎ見る人に明るさや希望のパワーを与えているのでしょう。

花言葉も    願いを叶えて・希望を叶えて  など


お花畑の近くでは




虫や蝶も楽しく飛び交い気持ちのいい爽やかな光景でした。


                        
                          山口県下関市豊浦町 ”リフレッシュパーク豊浦”にて

2012年5月28日月曜日

メタセコイヤの木々に囲まれて・・・・憩いの空間





ここは、福岡県築上郡築上町のメタセコイヤの森(杜)です。
メタセコイヤは数億年前から化石として確認され、近年中国で原木が見つかり一躍知られるように
なりました。"生きた化石の木”とも言われています。
植物を研究されていた昭和天皇がこよなく愛されて居られたと聞きます。
戦後まもなく中国から皇室と国に贈られ、その後並木道などに植えられたそうです。
滋賀県高島市の並木道は日本の紅葉の名所百選に選ればれています。
四季を通して円錐形の樹形が美しい並木をつくります。
韓国では”冬ソナ”の名場面にもメタセコイヤの並木道が使われ、人気スポットになっているとか。


幹には蔦が絡まっています

和名   あけぼの杉   葉は少し優しげに感じました、小さな実が付いています。

メタセの森は丘陵地からきれいな水が流れ美しい自然を作っています。




静かな水辺空間、ビオトープやメタセコイヤの木道を通り抜けるとシロツメクサと芝生の広場が広
がっていました。
散策するとたくさんの草花があちらこちらに咲いていてシャツターを押し続けました。
スズメノヤリ、オオジシバリ、ニワゼキショウ、マルバウンラン、もちろん、たんぽぽ、アカツメクサな
ど沢山の草花たちは自然に溶け込んでとてもきれいです。
広場の斜面の方には野アザミが太陽をいっぱいに浴びて輝いていました。
草花には丹精込めて育てられた花々にはない美しさを感じます。

自然の中で五感に沁みる癒しの空間でたのしい一時を過ごしました。



福岡県築上郡築上町 築上町物産館 ”メタセの杜” にある メタセコイヤの木道にて


2012年5月25日金曜日

今年も大好きなバラの季節が巡ってきました・・・・


今、薔薇の季節です。

”花びらは命の最高の姿”と言った人がいます。
薔薇を見ていると本当に美しい~魅力あふれるお花です。

素敵なバラをバスケットに入れてナチュラルでかわいくアレンジして窓辺に飾りましょう。

濃いピンク  チナチュール
スプレーバラ       リトルシルバー(バイオレット)
あじさい    グリーンにピンクが混じる
松虫草    スカビオサ
ブプレウム
アイビー 



余談ですが、バラにはいろいろと語りつくせないほどの話があります。

たとえば、古~いお話
”バラ戦争”  英国の王位継承をめぐり内乱、赤バラの紋章ランカスター家と白いバラの紋章ヨーク家が30年間の戦いの末、ランカスター家が王位につきヨーク家からエリザベスを妃に迎え戦いは終わる。
なので、今日の英国の紋章は紅白のバラを組み合わせてあります。

”シェークスピア”のお話   シェークスピアは多くの劇や詩の中にバラにふれている。
バラ観は美や愛のシンボルと受け止めていて、ギリシャ流と言われる。対してローマ流ははかない人生
と捉えるとか。

やはり、バラに纏わる話は限りないのでこの位で。

花言葉は・・・・・・色、形、姿、花弁の数 これも限りないのでプレゼントには拘ると難しいので・・・
          いい感じの言葉を添えて・・・

最後に各国のことわざ

日本     美しい花にはトゲがある
英国     若いときにはバラの花の上で眠り、老いたらイバラの上で寝る
トルコ       人は石より重く、バラよりデリケートである
チェコ     時間と忍耐がバラを生む 

結構重たい・・・





やはり、バラは楽しく愛でるものです。
バラの魅力は美しい彩りと漂う香り、暮らしの中でバラと過ごす時、それを・・・・・・・・
”バラ色の時間” と言うのでしょうか・・・

2012年5月18日金曜日

"世界で最も愛されたバラ”・・・・・ピエール・ドウ・ロンサールが咲きました!!

2006年の「世界薔薇会議」で ”世界で最も愛されたバラ” に選ばれ、バラの殿堂入りした
ピエール・ドゥ・ロンサール
今年もとても綺麗に咲きました。







私とピエール・ドゥ・ロンサールとの出会いは十数年前、熊本県阿蘇内牧、バラ園の花阿蘇美が初めての出会いです。
沢山のバラがとても綺麗でした。
素晴らしい感動の後、販売所でやさしく咲いていたピエール・ドゥ・ロンサールを見て迷わず買い求めました。
もう今では大きな幹のように四方に広がり毎年美しい花を沢山咲かせてくれます。
4月になると小さな蕾が付き出すと楽しくなってきます。
背が高くなったので、昨年苗木を足元に増やしました。
我が家のお庭では春、藤が終わるとバラが蕾を付けます、一番楽しい花の季節です。

ちなみに、名前の由来はフランスのルネッサンス期の詩人の名前からきています。
花形はロゼッタ形、香りはあまりしません。つるバラです。
作出年は1988年ですからオールドローズではありません。
オールドローズは19世紀後半以前のものを言うと聞きますから。

お庭にはオールドローズも2種咲いています。



ツーヤンフェウー(紫燕飛舞)(オールド・ローズ)
チャイナローズで濃いローズピンクで花形はロゼット状に咲く。
強めのいい香りがします。



ヴァリエガータ・ディ・ボロー二ヤ(オールド・ローズ)
つる性で白地に濃いローズ色の縞が入り個性的な花、オールド・ローズではモダンな美しさがある。
強めのいい香りがします。


バラは大好きなお花の一つですが、なかなか不精者の私にはあまり沢山のお手入れが困難か・・
あと、真赤のつるバラも大木のように大きくなり存在感があります。
どうも選定をおもいっきり出来なくて大木になった感じもします。
バラがお庭に咲いていると、とても華やかで、いい香りが漂いやはり楽しくなります。

さて、次のお花は・・・・紫陽花とカサブランカの開花が楽しみです。











2012年5月17日木曜日

我が家の三本の記念樹

我が家には三本の花木の記念樹を植えています。


一本目   はなみずき(花水木) 別名 アメリカ山法師
                     英名 ドックウッド  樹皮を煎じて犬の蚤とりに使ったからとか

                     そもそも、日本での花水木の歴史は・・・・
                     大正4年 東京市長がワシントン市に桜を寄贈、そのお返しに
                     頂いたのが花水木、その後日本全国に普及した。
                     日本での歴史はそう長くない花なのに街路樹などによく見かけ
                     る。春を告げる花のようだ。
                     
                     花言葉  あなたへの返礼   
                           私の想いを受け止めて 

我が家の花水木は・・・・・・・・12年前長女が嫁ぐ2・3日前、お母さんの好きな花木を記念樹として
                  庭に植えたいから買いに行きましょう・・・・・
                  私は即座に”花水木”にしようと思いました。
                  背丈ほどの木はしばらくは咲きませんでした。水が足りないのか、場
                  所が悪いのか・・・・
                  ようやくこの近年は綺麗に咲いて楽しませてくれます。
                  綺麗に咲くと遠方に居る娘が幸せでいてくれそうでうれしくなります。
                                                
                  大切な花水木です。



二本目   山法師  別名 山桑
              中国名  四照花 枝いっぱいの花が四方に輝いているように見えるから

       山法師の名前の由来は中央の丸い花穂を坊主頭、4枚の白い花びらを白頭巾に見立
       て、比叡山延暦寺の山法師になぞらえたと聞いた。
       山桑 とは花穂が桑のようにぶつぶつしているからとか。

       花言葉   友情

山法師の記念樹は・・・・・H19年2月  待望の初孫誕生 丸々としたかわいい男の子
               大人になりマイホームでも建てたらお庭に移植してほしいなぁ~
               それまではやわらかい緑の葉と爽やかな白い花を楽しみましょう。




三本目の記念樹は・・・・・・紫木蓮(しもくれん)  漢名 木蘭
                木蓮の名前の由来は花が蓮の花に似ているから

                木蓮は地球上では最古の花木と聞く。
                一億年の昔から花は今の姿であったらしい。

                花は香水にも使われる。

                花言葉  自然への愛  持続性  高潔な心

                紫かピンクの外側に白の内側の花はきれいなコントラストで大振りな
                花はなかなかの存在感があり、とても美しい。
                花びらが大きいので落ちるときバサッ!と落ちる。
                花の後、葉が出てくる。

我が家の紫木蓮・・・・・・・二人目の孫の誕生記念樹、女の子なのでピンクの木蓮。
               地球上で最古の花木だと知った時、女子が生まれたら植えようと決めて
               いた。白木蓮はまだ寒風が残る頃、天に向かって真白の花を咲かせる。
               私的には少し寒い!感じがするので紫木蓮が好みです。


三本の記念樹は今すくすくと大きくなり、花水木はやさしく微笑むように、山法師は四方に大きく
のびのびと広く輝き、紫もくれんは元気に上へと伸びている、それぞれのこれからの成長が楽しみ
な三本の記念樹です。




2012年5月12日土曜日

母の日の花束とアレンジを贈ります・・・・・

明日は母の日です。
やさしかった母を思い出しながら花束を作ります。

濃い色は  ノビオバーカとガナッシュ。
薄い色は  ミューズ
周りの葉は  ドナセナ(赤)

素敵な色のグラデーションでカーネーションの花束を作りました。

お花が大好きだった母に贈ります。82歳で亡くなりましたが、耳が悪くほとんど聞こえなく筆談でした。
私の声は少し聞こえるみたいで紙芝居みたいな絵を見せながら日常会話をしていました。
最後までみんなをやさしくつつんでくれた立派な母でした。




このアレンジは白にピンクの縁取りがかわいいクリスティーナをメーンにお庭で咲いたイングリッシュローズ
のピエール・ド・ロンサールとオールドローズのバリエガータ・ティ・ボローニやバイオレット・パンジー・スプレーカーネーションなどでかわいく、華やかに作りました。
今とてもとても頑張っている若いお母さんにプレゼントします。

お花は贈る人もいただく人も心がやさしく、暖かくなる贈り物と思います。
特に贈る人のイメージや好みに合わせて色、花の種類を考えデザインします。
そこからプレゼントは始まります、いろいろイメージが膨らんで行くとだんだん楽しくなります。
その花に心を添えて贈ります。

ありがとうございます、今年の母の日のプレゼントです!!



2012年5月8日火曜日

大好きな花の風景・・・その1 ”れんげ畑”

この季節に郊外に車を走らせる・・・・れんげ畑を探しに。
幸いにも30~40分で大好きなれんげ畑を見つけました。



私とれんげ畑との出会い  30数年前の長崎の郊外で幼い娘をベビーカーに乗せれんげ畑を見ながらあぜ道を散歩したり、遊んだりしていました。
田舎暮らしは不便でなれませんでしたが、自然の中で子供を育てられることには満足でした。
特に春には一面のれんげの花が咲き乱れて大好きな風景で楽しくて毎日のようにれんげの花の中で遊んでいました。
夏には稲の緑が風にそよぎ、秋にはあぜ道に真赤の彼岸花と自然との出会いはここが原点かも
知れません。



一面に広がるピンクの絨毯、近ずいて見ると紅紫色の蝶型の花は輪生状にぐるりと一回りについ
てかわいいぼんぼりのようです。
まだこの頃は化学肥料を使わず水田の緑肥としてれんげ草があたり一面に咲いていました。
今ではなかなか探さないと見ることができません。
れんげは良質のはちみつも取れるのにれんげ畑が少なくなっていくのが寂しいです。

童謡  春の小川
 春の小川はさらさら行くよ~
   岸のすみれやれんげの花に~


いつまでも見ていたい大好きなれんげ草の畑です。(北九州市若松区にて)







2012年5月6日日曜日

なんじゃもんじゃの花で包まれた神社・・・芦屋岡湊神社

福岡県遠賀郡芦屋町  岡湊神社  今、境内はなんじゃもんじゃ(一葉だこ・ヒトツバダコ)の木が花を満開に付け、まるで白い雪をかぶったようなふしぎな美しさに包まれています。

岡湊宮の鳥居から社までの参道に咲く一葉ダコ
真白な雪を被ったように見える

はなびらは下向きに重なり合っている

表参道入り口からも一葉ダコを見る

一葉ダコも鳥居を作っています
主木は樹齢40数年 現宮司が明治神宮を退職された時の記念樹として贈られたものらしい。
他に120本が植えられていて、対馬のものは天然記念物に指定されていると聞く。
宮司は時折境内に居られ、参拝して観賞していると話しかけてこられる気さくな宮司で説明をよく
してくださいます。
また、宮司のお住まい、千光院には大蘇鉄があり主幹周囲3・7m 枝樹40本 の巨木で樹令4百
年で今も濃い緑色も衰えず存在感のある大蘇鉄です。


そもそも、なんじゃもんじゃと言う珍名は ”何というものか” からきていて、名前のはっきりしない
植物のことをさす総称で、今はなんじゃもんじゃと言えば"一葉ダコ・ヒトツハダコ”のことを言いますがほかには楡、菩提樹などもなんじゃもんじゃの木と呼ばれていたと聞きます。

なんじゃもんじゃ  和名 一葉ダコ

トネリコ(ダコ)に似ていてトネリコは複葉に対しなんじゃもんじゃは単葉なので”一葉ダコ”らしい。
なかなかおもしろい名前と意味がある木とわかった。 (トネリコwikipediaにリンクします)

私は4年前この花を知り毎年この時季になると岡湊神社でなんじゃもんじゃの花の美しさにしばし酔っています。
だだ、最近園芸店とか街路樹でも見かけるようになりましたが、どこのよりも私は岡湊神社の境内が真白に包まれている情景が最高だと思っています。
是非お出かけください、もう少しは綺麗に咲いていると思います。



近かずいて見上げると圧到されるほど大きい蘇鉄





2012年5月3日木曜日

シーラ・カンパニュラータ(球根つりがね草)と似ているお花達

シーラ・カンパニュラータ  ギリシャ語でシーラ は害になる茎を持つ カンパニュラータ は小さな鐘

英名  イングリッシュ ブルーベル
和名  球根つりがね草・つりがね水仙

花言葉 恋の呼びかけ 

涼しげなブルーで釣鐘型をした小花がとてもかわいい!
冬には葉っぱも見えなくなり、存在すら忘れてしまうほどですが、春、元気な緑の葉っぱが顔を出すと”出てきた~シーラ・カンパニュラータだ!! とうれしくなるお花です。
切花にしても、小さな花束にもかわいいお花です。



   

似ている!!花たち、先月はムスカリに花形が似ている!!でしたが・・・・今回は色!!です。
お庭にはやはり好きな花が咲いているんですが、意外とブルー~バイオレットが多いのにはびっくり!!!




一番上から  紫式部・忘れな草・芝桜・野田藤・ハーデンベルギア・紫蘭・ライラック・ローズマリー・ムスカリ

一年草にはスイトピー・パンジー・のぼり藤なども咲いている。
もう少しすると、紫陽花も咲いてくる、次に多いのはピンク系かな・・・
以外と少ないのが黄色!紅しだや金盞花はアクセント。

お花も形や色で見ると意外と好みが出ていておもしろくなる。花の付き方、花びらの数・・・・
次は・・・・何で見てみようかな~