夏の終わりに・・・・・函館の夜景への想い

北海道　函館

夏の終わりに・・・・

昨年８月、歳の離れた長兄が生涯を終えた函館の街


波乱万丈の人生の中で　”僕はバクのような人間なんだよ!”　が彼の口癖だった・・・

私にはあまりに歳が離れていたので、兄との想い出は私が大人になってからと彼の晩年までしか

なく、兄から私の誕生から幼いころの話を聞いても実感はなかった・・・



今年も八月九日（午前十一時二分原爆投下）　の日には長崎原爆犠牲者慰霊記念式典が北村

西望の平和記念像の前で開かれ、兄は今年の被爆犠牲者の名簿に記帳されました。




何故か、一年間も封印していた函館の夜景・・・・

今年も夏の終わりを感じて、もう一度、兄との想いでをたどりながら・・・

兄が愛した函館の夜景を開こうと思った。



改めて見ていると・・・

故郷の長崎の夜景が思い出されてきました。



遠い北海道で兄も函館の夜景を観ながら故郷長崎に想いを重ねていたのでしょうか・・・・・

　　　兄は・・・・

　　　　　　函館の美しい自然、優しい人たちに囲まれて、幸せな晩年をおくった。






　　好きな俳句を詠みながら・・・


　　　　　　　　　”　僕はバクのような人間なんだよ！　”

　　　　　　　　　　　　　ゆっくりとした優しい声が聞こえてきそうな気がします・・・・


　

松倉川の紫苑






　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2013.8.31　　　　夏のおわりに　函館の夜景（2012.8.9）